渋温泉は、温泉王国長野県にあっても有数の湯量と泉質を誇る歴史ある温泉地です。

温泉街は志賀高原を源流とする横湯川北岸に密集して展開しておりますが、
その36件の中小規模の宿泊施設に供給される温泉の湯量は38箇所の源泉から
合計毎分3,100リットルを超え、当温泉地の入浴施設をまかなうには有り余る量です。
しかも温泉の温度は46度〜98度と高く、この湯量と温度が、
どこにも引けを取らない温泉地として多くの温泉好きを引き付けてきました。



奈良時代に発見されたと伝えられる渋温泉は、その後今から300年ほど前より次々と新しい湯が発見され、
それは村人の手により共同浴場(外湯)として大切に守られてきました。
そして村人や湯治客は、九つの外湯を薬師如来の温泉鎮護にあやかるべく、一つ一つ湯をめぐり、
厄除け、安産、育児健康などの祈願をこめるようになりました。
源泉の違いによって異なる効能をもつ外湯は、このような巡浴祈願とあいまって
九つ全てを巡ると満願成就につながると伝えられるようになっています。


渋温泉の外湯はいずれも、源泉から直接お湯を引いており、なお且つ加水をせずに
湯船にかけ流しで注ぎ続けておりますので、恒常的に「熱い」です。
水でうめるなどした直後は別として「適温ですぐに入れる」ことは、むしろ稀です。



 
一番湯 初湯と二番湯 笹の湯

 
三番湯 綿の湯と四番湯 竹の湯

 
五番湯 松の湯よ六番湯 目洗いの湯

 
七番湯 七操(ななくり)の湯と八番湯 神明滝の湯


九番湯 大湯


街中のマンホールも『お猿の温泉』

 
和合橋と遠くに見える金具屋さん


金具屋
泊まりたいのですが予約がなかなか取れません。
今では希少な、木造四階建て数寄屋造りの「斎月楼」を持ち
館内には露天、鎌倉、ローマ、岩窟風呂など泉質性状が異なる大小八つの内湯があります。


 
金具屋さんに泊まれたら、アップしますね〜♪